FRAGRANCE JOURNAL 2018/4月号

No.454(Vol.46/No.4)

【特集】メラニン生成阻害メカニズムと美白剤開発

高齢化社会に突入し、シミ・シワ・くすみ など肌老化に伴うトラブルに対する製品開発は、大変重要になっています。肌を白く健やかに保つためにはメラニン色素の制御が鍵になります。メラニン生成を阻害するには様々なアプローチがあり、それぞれに対応する素材が検討されて、製品開発につながっています。今回の特集では、メラニン色素生成阻害メカニズム及び原料素材についてまとめています。

■美容医療分野で注目される美白剤とそのメカニズム
 …アイ・ティー・オー 伊東 忍
■皮膚毛細血管とシミ形成の関連とシミ改善の新たなアプローチ
 …資生堂 グローバルイノベーションセンター 柴田貴子・原 裕輔
■皮細胞のメラニン排出機能に着目した美白素材開発
 …ポーラ化成工業 本郷麻耶、ポーラ・オルビスホールディングス 三輪隆博
■温度感受性チャネルtransient receptor potential melastatin 8(TRPM8)はメラニン生成調節に関与する
 …日本メナード化粧品 総合研究所 村上祐子
■美白への新規アプローチ:ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸(VC-HG)によるメラノサイト内のメラノソーム輸送阻害
 …成和化成 研究部 岸本真紀子・勝山雄志・吉岡正人
■“新たな美白ペプチドの開発―フェルラ酸ハイブリッドペプチド
 …アリスタヘルスアンドニュートリションサイエンス 竹岡篤史、ケアジェン 金 銀美

〔日々粧進〕
〇「石鹸あわ」のやさしさ、強さ
 …マックス 代表取締役社長 大野範子

〔最新研究〕
〇製剤におけるプラセンタエキス有用性試験―ハンドクリームの使用試験
 …東京医薬専門学校 化粧品総合学科 髙林久美子
〇化粧品におけるコレステリック液晶の用途並びに非動物由来の先駆的代替物
 …CORUM Snow Hsieh・Kuan-Yi Yeh

〔新原料〕
〇優れた増粘効果を持つ多機能レオロジー調整原料「ANTIL® 500 Pellets」(エボニックジャパン)
〇100%植物由来の半固体油脂「SOFTIGEN® PURA」(綿半トレーディング)

〔Topics〕
〇内外美容医学財団設立 内面からの美容、健康寿命の延伸を目指す
〇プロテオグリカンフォーラム 2018
〇「デルメット」新商品発表会 かくれ炎症をケアし、日やけしにくい肌へ(三省製薬)
〇The Personal Care and Homecare Ingredients(PCHi)2018上海 開催

〔翻訳〕
〇原料紹介:パーソナルケア用α-オレフィンスルホン酸―未来の界面活性剤の性能を検証
 …Johnson & Johnson Saroja Narasimhan・Jon Toliver

〔学会報告〕
〇第51回 SCCJセミナー
〇春の会員研修会(日皮協)
〇日本農芸化学会2018年度大会
〇太陽紫外線防御研究委員会 第28回 シンポジウム

〔連載〕
〇ビューティーサイエンティストの窓(53):保湿の進化論
 …ビューティーサイエンティスト 岡部美代治

〔統計〕
〇2017年1~12月分全国化粧品出荷実績表
〇洗浄剤などの製品販売統計表(2017年1~12月)

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