FRAGRANCE JOURNAL 2020/3月号

No.477(Vol.48/No.3)

【特集】においの研究と制汗・消臭製品の開発

悪意のあるなしにかかわらず、ニオイが気づかないうちに不快感を与えてしまう。社会生活を営むにおいて、ニオイの身だしなみ(ニオイエチケット)はとても重要になってきています。顧客や職場関係、様々点で影響及ぶこともあり、これをターゲットにした商品開発も多くなっているように感じます。今回の特集ではその基礎的な研究、具体的な商品開発、素材についてまとめています。

●コエンザイムQ10摂取による加齢臭抑制効果
 …資生堂グローバルイノベーションセンター 勝山雅子
●無意識下で匂いが心身に及ぼす影響の脳科学研究による解明
 …日本ロレアル リサーチアンドイノベーションセンター 中尾好子・樋口絵理・北野 聡,京都橘大学大学院 健康科学研究科 兒玉隆之
●足の汗・ニオイのトラブル実態と対応製品の開発
 …ライオン ビューティケア研究所 長嶋慎一
●体臭発生メカニズムに着目したトータルケアシステム
 …小川香料 解析研究所 佐久間克也
●4種の原理に基づく悪臭マネジメント技術
  …シムライズ セント&ケア事業部 フレグランス&オーラルケア アプライドリサーチ&アプリケーション 岡田拓矢,Applied Research EAME,Fragrance Division,Symrise AG Marco Singer
●さとうきび抽出物の消臭効果について
 …三井製糖 研究開発部 藤井沙代子

〔翻訳〕
〇ヒト肌を改善するステップを踏んだルーチン
 …Oriflame R&D C. O’Connor et al.,Oriflame Skin Research Institute A. Mavon

〔日々粧進〕
〇化粧品防腐あれこれ
 …化粧品微生物コンサルタント 松田 潤

〔新原料〕
〇100%植物由来フラーレン化粧品原料「LipoFullereneN(リポフラーレンN)」(ビタミンC60バイオリサーチ)
〇目元ケア!狭山茶の茶実油を配合!「ホルス K コンプレックス P」(ホルス)
〇皮膚常在菌の良好なバランスを保つデオドラント剤「LACTOPHYTTM 」(日本触媒)
〇スカルプケアに焦点をあてた天然活性原料「Kerascalp(ケラスカルプ)」(木村産業)

〔新機器〕
〇制汗剤に対する革新的な評価装置「SOD4(ヒト疑似汗腺観察装置)」(インテグラル)
〇皮膚色測定器「DSM III スキンカラーメーター」(ヤヨイ)

〔Topics〕
〇尿分析で栄養状態を把握 パーソナルサプリを提供(ファンケル)
〇令和2年 新春セミナー開催(日本毛髪科学協会)
〇化粧品コンセプトセミナー開催(マツモト交商)
〇“筋肉”への働きかけが美肌の鍵「BI-HA-DANCE(ビハダンス)」ローンチイベントを開催(ポーラ)
〇コウジ酸と乳香由来の成分配合で美白機能を強化(三省製薬)

〔連載〕
〇コスメティックスの未来予想図(8):サービス化でモノの付加価値を向上
 …アイスタイル BeautyTech.jp編集部 小野梨奈

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