心と肌に響く化粧の研究Research on cosmetics that resonates with the mind and skin-now and in the future
化粧は肌だけでなく、心身を豊かにする力がある。化粧行動は化粧をしたときに肌で感じられる、顔や肌を見る、匂いをかぐという感覚から快・不快を感じ、評価し、次の使用行動につながる。セルフタッチは自分自身をストレスや不安から回避する。
化粧品においては、ファンデーションの肌へのふんわり感や柔らかさ、口紅のとろけるようななめらかさは、化粧をしているときから人に心地よさをもたらし,仕上がりへの期待感を上昇させ,塗布後の満足感を高めるものと考えられるという。
健康美肌を生み出す化粧品の開発Development of cosmetics to produce healthy beauty skin
化粧品は皮膚や毛髪などを清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を整え、健やかに保つために使用すると定義されている。一方で、化粧による社会や人とのつながり、生きがいといったQOL向上や認知症などの心身健康への改善が挙げられる。
環境や社会変化、感染症などにより、化粧品ユーザーが求めるものも変化している。表面的な美しさよりも本質的な肌の状態の良さを求めているため、皮膚のメカニズム/多種多様な人の肌の調査研究/ニーズにこたえる新しい化粧品のための技術革新が必要という。