原稿本

2020年11月号

肌の持つ力を考究するConsider the power of skin

  • 美と健康生活の研究所(Health and Beauty Life Laboratory)
  • 島上和則(Kazunori Shimagami)

肌は生体の表面を覆い外界と接する臓器である。主な役割としては保護膜、熱交換器、センサー、心身の状態をあらわす。
保護膜として、紫外線、微生物、化学物質などの衝撃から守り、体内の約60%の水分を保ち、紫外線、温度、湿度といった季節の環境変化を感知しそれに順応する。
気温・湿度の変化に影響を受けるのは角層の水分や毛細血管の血流などである。
熱交換器として、体温が約37 ℃を維持するように,肌の血管の収縮,拡張や発汗により、放熱量を調節する。また、センサーとしては肌に触れた感覚は神経、脳に伝わり、温冷感,心地良さなどとして認識するという。

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