FRAGRANCE JOURNAL 2013/10月号

No.400(Vol.41/No.10)

【特集】香粧品の防腐・抗菌剤開発

パラベンは優れた使い勝手のよい防腐剤である一方、認識の違いもあり消費者に敬遠される原料ともなっています。パラベンフリーなどの言葉も営業では一般的になり、また、ナチュラル・オーガニックといった化粧品分野も成長しつつある現状で、
原料メーカーも化粧品メーカーも代替原料や処方を様々検討しているところかと思います。
今回の特集では、香粧品の微生物対策の考え方、新規の防腐・抗菌剤の開発などについて特集しています。

■香粧品に使用される防腐剤の効果とパラベンフリー・防腐剤フリー処方に対する考え方
 …微生物技術アドバイザー 浅賀良雄
■新たな防腐・殺菌法としての放射線の利用
 …コーガアイソトープ 営業部 成末泰岳
■新しい抗菌機序を有するナノポリマーと感染症対策への応用
 …横浜市立大学大学院 医学研究科薬物療法学 城武昇一,ナノカム 五島 誠
■新規抗菌性界面活性剤CELAMPHI C01ML-BG(開発品)の特性と化粧品への応用
 …ダイセル 有機合成カンパニー研究開発センター 伊藤雅章
  岩瀬コスファ 研究開発部 馬奈木裕美・門 隆之
■化粧品用銀イオン水を用いた低刺激性化粧品への応用
 …進栄化学 営業部 野田篤志
■ヒドロキシ脂肪酸多価アルコールエステルの防腐効果
 …大洋香料 研究所 金谷秀治
〔翻訳〕
■抗菌性銀と生物活性金属イオンの徐放性を有する石けんに使用される水溶性リン酸ポリマー
 …David M. Healy
■新たな化粧品防腐のためのカプリリルグリコール/フェネチルアルコール混合物
 …Paola Ziosi,Stefano Manfredini,Alberta Vandini, Silvia vertuani,Massimo Fraternali

〔諸感〕
○My Life, My Hands

〔日々粧進〕
○“おしゃれな”作業療法
 …作業療法士 石橋仁美

〔Victory Quality〕
○日本フルボ酸総合研究所 フルピュア シリーズ

〔最新研究〕
○ヘンナ(ヘナ,Lawsonia inermis)花部のAGEs生成抑制作用及び糖化環境下での細胞障害への抵抗性改善作用
 …京都薬科大学 生薬学分野 中嶋聡一・松田久司

〔新原料〕
○ネイル製品で優れたロングラスティング効果を発現「BELSIL P 1101」(旭化成ワッカーシリコーン)
○トリプルアプローチで美白効果「メラボイド(Melavoid)」(ティーエストレーディング)

〔美ision〕
○「第1回 皮膚科学セミナー東京会場」開催(インテグラル )

〔学会報告〕
○第9回 加齢皮膚医学研究会

〔我が社の動力言〕
○ホシケミカルズ

〔連載〕
○ドクターコスメの声(1):グローバルへの発進,ローカルからの発信
 …アイ・ティー・オー 伊東 忍
○未来の美肌-幹細胞イノベーション(7):美しきハダカの猿
 …日本メナード化粧品 長谷川靖司

〔Through the Web TOPICS No.58〕

関連記事

  1. FRAGRANCE JOURNAL 2004/10月号

  2. FRAGRANCE JOURNAL 2023/7月号

  3. FRAGRANCE JOURNAL 2018/8月号

  4. FRAGRANCE JOURNAL 2020/8月号

  5. FRAGRANCE JOURNAL 2023/12月号

  6. FRAGRANCE JOURNAL 2017/1月号