FRAGRANCE JOURNAL 2018/12月号

No.462(Vol.46/No.12)

【特集】皮膚細菌叢研究の進歩

細菌叢(マイクロバイオーム)の研究の発展はめざましく、今後、疾病治療、健康維持、美容などに広くその成果を利用できる可能性が高まっています。今回の特集では、皮膚細菌叢研究に絞ってその研究と応用についてまとめてもらいました。新たな製品開発のヒントになれば幸いです。

●HMPから10年―皮膚細菌叢研究のトピックス
 …岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 冨田秀太
●皮膚常在菌の化粧品への応用と今後の展望
 … ビューティサイエンスの庭 岡部美代治
●細菌は肌にとって重要?:日本人女性を対象とした肌フローラ大規模解析よりわかってきたこと
 …TAK-Circulator 古俣麻希子
●頭皮赤みと関連する頭皮細菌叢の変化について
 …ミルボン 研究開発部 渡邉紘介・櫻井勇希・永見恵子・伊藤 廉
●アトピー性皮膚炎と皮膚マイクロバイオーム
 …日本ロレアル R&I基礎研究所 鈴木 格
●頭皮細菌叢の破綻とフケ症との関連について
 …花王 パーソナルヘルスケア研究所 眞鍋憲二
●アクネ菌株選択的抗菌剤
 …桃谷順天館 桃谷総合文化研究所 杉野哲造
●ヤシ果実オイルによる皮膚常在細菌叢の改善と皮膚への臨床効果
 …ニッコールグループ コスモステクニカルセンター 笹村 亮・横田真理子・矢作彰一

〔Column〕
〇4th Skin Microbiome Congress Hong Kong開催

〔最新研究〕
〇大葉収穫時の手荒れに対するスキンバリアクリームの予防効果
 …新潟薬科大学 薬学部 原 綾夏・井上由佳理・吉井有希・久保田隆廣

〔日々粧進〕
〇書に学ぶ心,豊かな実り
 …書家・篆刻家 堀 祥華

〔新原料〕
〇シアバターの代替として有効で魅力的な油性原料「Kahlwax #6237」(Kahl GmbH)
〇SPFブースト・耐水性能アップ,官能改善効果を有する多機能原料「TEGO® SP」(エボニック ジャパン)

〔Topics〕
〇第30回 IFSCC ミュンヘン大会 最優秀賞(Basic Award)を受賞して
 …資生堂グローバルイノベーションセンター 江連智暢
〇第30回 IFSCC ミュンヘン大会 最優秀賞(ポスター部門)を受賞して
 …ミルボン 開発本部 基礎研究グループ 永見恵子
〇第29回 表彰・贈呈式開催 応募120件から43研究などが助成対象に決定
 …コスメトロジー研究振興財団
〇2018年 日中化粧品国際交流イベント
 …日中化粧品国際交流協会
〇越境ECで「肌トクホ」販売 ブランド認知に期待
 …オルビス
〇新時計美容スキンケア新商品発表会開催
 …アテニア
〇目もと専用クレンジング新商品発表会 開催
 …メディプロダクト
〇コスモプロフアジア香港 開催
〇第9回 化粧品開発展1月30日から幕張で3日間開催
 …リード エグジビション ジャパン

〔翻訳〕
〇北米規制報告 エコに言い訳無用,自然志向のパッケージは可能
 …Robert Fichtner・Ann Francis

〔Beauty trail 世界の化粧品市場の今とこれからを追う〕
〇アジアの美しさで世界を変える 韓国最大の化粧品会社によるアジアにおける化粧品開発と国際戦略の成功と課題
 …アモーレパシフィック Brian Byung-Fhy/SUH

〔FJセミナー〕
〇第176回 FJ スペシャルセミナー

〔連載〕
〇最終回 ビューティサイエンティストの窓(57):日日是好日
 …ビューティサイエンティスト 岡部美代治

〔Information〕
〇2018年度 新春セミナー
 …日本毛髪科学協会

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