No.508(Vol.50/No.10)
【特集】インナービューティーへの取り組みと開発動向
皮膚の健全を保つためスキンケアは欠かせませんが、そのアプローチとして化粧品だけでなくサプリメントなどの経口摂取によるインナービューティーの取り組みが進められその効果が実証されています。本特集では経口による肌改善の動向についてまとめています。
●皮膚改善を実現するアンチエイジング食品の開発
…九州大学大学院 農学研究院 片倉喜範
●肌の明るさを実現する機能性食品の開発-塗布製剤との併用効果
…資生堂 みらい開発研究所 長山瑞佳・金 辰也・上田 修,九州大学大学院 農学研究院 片倉喜範
●霊芝エキスによる血管内皮細胞に及ぼす作用と血流改善作用
…日本メナード化粧品 総合研究所 渡邊明子
●水溶性プロテオグリカンの内外美容効果
…一丸ファルコス 開発部 ワイズ里沙・北村葉月・高橋達治
●コメ由来各種グルコシルセラミド及び遊離型セラミドのメラニン産生抑制作用
…オリザ油化 研究開発本部 下田博司・宮坂賢知
●ヒハツエキス摂取によるむくみ改善効果
…丸善製薬 総合研究所 吉野 進,金沢医科大学 総合内科学 赤澤純代
●バラ(Rosa centifolia)花びらポリフェノールの経口摂取による肌改善作用
…東洋発酵 研究開発部 岡田利孝
●静岡県産青みかんエキスの末梢血流改善及び冷え改善効果
…日研フード 研究開発部 渡辺裕美
〔日々粧進〕
〇シアワセネイルとニガリ化粧水
…Red clover 代表 南 有紀
〔翻訳〕
〇低エネルギーシリコーン乳化剤の製造時間短縮CO2 排出量削減
…Cornelius Group Plc Ella Ceraulo・Ruth Potter
〔連載〕
〇中国市場に挑む(67):新法規関連の実務問題解釈
…日中化粧品国際交流協会 理事長 楊 建中
〔学会報告〕
〇第121回 日本皮膚科学会総会
〔新原料〕
〇超分子カルシウムデリバリーシステム「EpiCalsomeTM」(エイチ・ホルスタイン)
世界初!植物成長因子で細胞レベルからアンチエイジング「レピスタ®」(ビタミンC60バイオリサーチ)
〇女性ホルモン様成分として健康食品で人気の成分「エクオール」(ウエルネス・ラボ)
〔Topics〕
〇2022年度ロレアル-ユネスコ女性科学者日本奨励賞(日本ロレアル)
〇チュニジア人材育成と新規産業創出をめざすトイレタリー製品の開発(東亜大学 芸術学部ビューティ学科)
〇“将来ビジョン2022”の活動報告と新統一団体設立の進捗状況(日本化粧品工業連合会)
〇第2回 武庫川コスメティックサイエンスフォーラム“化粧とジェンダー”Web とのハイブリッドで開催(武庫川化粧品イノベーションセンター)
〔Information〕
〇秋の会員研修会を開催(日本産業皮膚衛生協会)