FRAGRANCE JOURNAL 2020/2月号

No.476(Vol.48/No.2)

【特集】進化する美白研究

白く美しい肌を保つのは、化粧品の永遠の課題といえます。UVケアや抗酸化といったことも関連しているのですが、メラニン生成をどう抑制し、肌の色を改善していくのか。今回はそのアプローチと新たな知見についてまとめてもらっています。

●薬用美白化粧品のこれまでとこれから
 ―培養皮膚細胞を用いた評価手法の変遷と新規美白コンセプトの展望について
 …岡山理科大学 工学部バイオ・応用化学科 吉本 聖・平松 歩・安藤秀哉
●新規美白医薬部外品成分の開発
 …ポーラ化成工業 フロンティアリサーチセンター 礒田隆宏
●表皮幹細胞のDNAメチル化制御による根本的美白へのアプローチ
 …日本メナード化粧品 総合研究所 宮地克真・山田貴亮
●表皮の終末糖化産物と角層の光透過性との関係
 …花王 生物科学研究所 川端慶吾
●メラニン産生におけるANGPTL2の役割と不知火菊抽出物の抑制機構
 …再春館製薬所 老化研究所 佐藤 岳
●有機ゲルマニウム及びビタミンC誘導体の新規組み合せによるメラニン産生抑制効果
 …浅井ゲルマニウム研究所 安積遵哉・中村宜司,ディーエイチシー 榎本洋人・宮下忠芳

〔翻訳〕
〇シンプルにして安全,クリーンビューティの処方
 …Cosmetech Laboratories Irwin Palefsky

〔日々粧進〕
〇食物アレルギーの多くは皮膚から始まる
 …島根大学 医学部皮膚科医局長 千貫祐子

〔新原料〕
〇発酵熟成で効果アップ!ホルス 発酵熟成コラーゲン液(ホルス)
〇in-cosmetics Asia 2019 イノベーション部門金賞受賞ー皮膚のホメオスタシスを安定化させる「アノナセンスCLR」(寿ケミカル)
〇色素沈着のない白い肌に導く「CLERILYSTM」(日本触媒)
〇光を味方にするスキンケア「ALGAKTIV GenoFix Day」(GSIクレオス)

〔Topics〕
〇“ここちよさ”を追求した新クレンジングで市場開拓を加速(オルビス)
〇抗シワ研究をテーマに第13回研究ミーティングを開催(ファンケル)
〇第10回化粧品開発展―幕張にて開催 今年も国内外から多くの出展,来場者を集める(リード エグジビション ジャパン)
〇カネダ新春経済講演会開催 竹中平蔵氏がこれからの日本経済を解説(カネダ)
〇「春風の集い」を開催(化粧品原料協会)
〇R&Dセンター開設 取引先との共同ラボワークの効率化,営業部門との密接な連携を実現(池田物産)

〔学会報告〕
〇日本香粧品学会 第44回教育セミナー
〇IFSCC 2019 ミラノ中間大会国内報告会

〔連載〕
〇Catch the Wind-業界の機転と基点(5):新製品動向からみる化粧品トレンド
 …ビューティサイエンティスト 岡部美代治
〇中国市場に挑む(50):2020 年の展望
 …日中化粧品国際交流協会 理事長 楊 建中

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