FRAGRANCE JOURNAL 2019/5月号

No.467(Vol.47/No.5)

【特集】平成を彩った化粧品研究

元号が改まり令和の時代に移りました。新しい時代を迎えるに当たり,今回の特集では平成の30年を振り返り,新たな時代の研究開発がどの方向に向かうのかを占うべく,化粧品における様々な分野でどのように研究が深化していったのか,新たな技術が導入されていったかをまとめていただきました。これからの研究開発の指針となれば幸いです。

●平成を彩ったビューティートレンド
 …sukai 美科学研究所 菅沼 薫
●皮膚構造─表皮における「バリアと保湿」研究の30年
 …資生堂 グローバルイノベーションセンター 宮井雅史
●化粧品領域での真皮研究の平成史
 …資生堂 グローバルイノベーションセンター 天野 聡
●肌老化研究の変遷とこれから―シワ・タルミを中心に
 …ポーラ化成工業 フロンティアリサーチセンター 大石貴矢
●光防御の現在と未来─色素沈着の予防について
 …L’ Oréal Research and Innovation Françoise Bernerd・Claire Marionnet,日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター 實川節子
●敏感肌研究
 …花王 研究開発部門スキンケア研究所 高橋昭彦
●平成における美白研究の歩みと未来への展望
 …コーセー 研究所皮膚・薬剤研究室 水谷友紀
●平成に行われた毛髪研究
 …ミルボン 研究開発部 小川 聡・伊藤 廉
●メイクアップ製品の技術開発について
 …コーセー 研究所メイク製品研究室 増渕祐二・宇田川史仁・築山文彦・森 洋輔

〔最新研究〕
〇加齢に伴う表皮の菲薄化メカニズムの解明とレッドクローバー花エキスによる改善効果
 …テクノーブル ライフサイエンス総合研究所 小椋将岐・岩野英生
〇化粧品効能「乾燥による小ジワを目立たなくする」を考える―保湿効果の観点から
 …河合産業 皮膚医学研究所 五十嵐 亮介・河合 淳

〔日々粧進〕
〇天然こんにゃくスポンジ,世界を征く!
 …山本農場 代表取締役 山本 浩

〔新原料〕
〇新規植物由来有効成分「目元ケア植物エキスシリーズ」(木村産業)
〇ビタミンD 活性化作用を持つ植物由来の天然保湿成分「マルチモイスト CLRTM」(寿ケミカル)
〇ブルーライトから肌を守るテトラペプチド「TEGO® Pep Up」(エボニック ジャパン)
〇新規複合原料「マリンプラセンタ® オイル マリンプラセンタ® オイルパウダー」(日本バリアフリー)

〔Topics〕
〇千葉科学大学 コスメティックサイエンスシンポジウム「皮膚イメージング最前線」を開催
〇早稲田大学 齋藤美穂教授最終講義 色彩研究の広がり―感性をつなぐ色彩の役割
〇横浜国立大学 板垣 宏教授最終講義 化粧品の安全性研究への私見―過去・未来
〇中国NMPA申請セミナーを開催(ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン)
〇中国化粧品市場セミナー開催(日中化粧品国際交流協会)

〔連載〕
〇Catch the Wind―業界の機転と基点(2):セカンドスキンの可能性
 …ビューティサイエンティスト 岡部美代治
〇コスメティックスの未来予想図(3):美容とウエルネス,その延長線上の大麻コスメ
 …アイスタイル BeautyTech.jp 編集長 矢野貴久子

〔学会報告〕
〇第53回 SCCJセミナー 生活者に愛される「心地よさ」をデザインする

〔翻訳〕
〇被膜形成剤,ポリウレタンの生分解性とスタイリング性能の検討結果報告
 …Covestro Deutschland AG Laurence Pottié

〔統計〕
〇2018年1~12月分全国化粧品出荷実績表
〇洗浄剤などの製品販売統計表(2018年 1~12月)

〔Information〕
〇東京理科大学オープンカレッジにて化粧品関連講座開講

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