皮膚科医から化粧品の安全性評価の問題点Problems of cosmetic safety evaluation indicated by dermatologists
化粧品の安全性評価では、化粧品会社による安全性の証明が必要である。動物を含まない安全性評価、化粧品に対する安全性評価試験方法のうち、ヒトパッチ試験及び皮膚感作試験などがある。法的な規制のクリアだけでなく、使用原料の毒性、配合条件を確認、安全性保証や評価、あらゆる段階において、チェックし、消費者が安心して化粧品を使用できる製品を生み出すことが大切であると説明している。
化粧品の安全性情報としてのSSCI-Netの活用と今後の課題Utilization of SSCI-Net as safety information for cosmetics and issues in future
SSCI-Net(皮膚安全症例情報ネット:(Skin Safety Case Information Network))は、化粧品などのマーケティング後の情報を皮膚科医から直接収集できる日本初のシステムである。SSCI-Netは、早期に皮膚疾患を発見し、医療情報と産業を結び付け、リスク情報を迅速に共有することで被害を最小限に抑えることを目的として設立された。原因究明のための臨床研究支援も患者や皮膚科医のニーズに応じて重要な課題である。この活動を推進することで、市場における化学薬品の感作状況を知ることができると説明している。